『Chants of Sennaar』レビュー。言語を解明し人々の繋がりを取り戻そう

ゲームレビュー

『Chants of Sennaar』はRundiscが開発したパズルアドベンチャーゲームです。

Steam、Nintendo Switch、PlayStation、Xboxで展開されており、私はSteam版でプレイしました。

今回はこのゲームの特徴とクリアした感想を伝えていきたいと思います。

開発元/販売元Rundisc/Focus Entertainment
価格(Steam)2,480円
日本語
対応プラットフォームSteam、Nintendo Switch、PlayStation、Xbox
リンク公式サイト
基本情報

概要

旅人が世界をつなぐ

『Chants of Sennaar』は言語を解明し世界の謎に迫るパズルアドベンチャーゲームです。

古の時代、塔の人々は何者かによって分断されてしまい、言葉を交わすこともなくなります。疎遠になった結果、塔の階層ごとに区分けが生まれ、その間を通行することすらできなくなってしまっているようです。

しかし伝承によると、いつの日か人々の間に生まれた壁を取り払い、塔に調和をもたらす存在が現れるとされており、そんな世界を旅人の主人公は歩みます。

このゲームはバベルの塔という神話をモチーフに作られており、その内容や世界をよく受け継いでいることが分かります。

異なる言語

塔の旅で主人公は様々な人と会話するのですが、皆が同じ言語を使うわけではありません。

塔の階層ごとで使われる言語が異なり、それぞれを分けて解明していく必要があるのです。

ただしもちろん一からというわけではありません。

旅で培ってきたこの世界に対する知見であったり、今まで解明してきた言語との関係であったりが、新たな言語を理解するための一助となるでしょう

特徴

言語を解明する

何か話しかけてきているようだが、理解できない。

塔へとやってきた主人公は、塔の人々が何を話しているのか、壁や看板に何が書かれているのか全く理解できません。言語を知らないからです。

言語が分からなければ、人との会話ができず、この世界について知ることもできません。

このゲームにおいてを言語を理解することこそが、ゲームを進めるための最大の武器なのです。言語の解明なしでは、ゲームを進めることはままならないでしょう。

ではどのように言語を理解していけばよいのでしょうか?

レバーの横に看板が付けられている。

一つ目は置かれている状況から予想する方法です。

今やるべきこととそれに関係する言語を照らし合わせることで明らかにしていきます。ほかにもジェスチャーから言語を推定してみたりもできます。

二つ目は文字の形から類推する方法です。

注意深く文字を観察することで、その文字の意味していることや文字同士の類似性などを発見することができるでしょう。

このような手段で類推した文字にはメモを付けることができ、後からいつでも確認・変更することができます。非常に便利です。

文字を見つけていくと、ノートにイラストが出現する。イラストと文字を合致させよう。

ただしここまではあくまで文字を類推しているだけですので、これを確定させなければなりません。

文字の意味を確定させるには、ノートに記された絵と文字を合致させる必要があります。

人々との会話や塔の探索などで見聞きした文字によって、徐々にイラストは解放されます。

これを見逃してしまうと、いつまでも文字を確定させることができず、言語を完全に理解することができないので、とても重要な工程となっています。

世界の謎に迫る

4つの動かせる像が、瞳を囲んでいる。何を意味しているのだろうか。

記事冒頭でも紹介しましたが、この世界の人々は何者かによって分断されています。人々の繋がりを再び取り戻すためには、この世界の謎に迫る必要があるのです。

この世界の謎に迫るには、各地にあるパズルを攻略し、先に進まなければなりません。

もちろんパズルは言語を用いて解き明かせるように作られており、言語に対する生半可な理解では先には進めないでしょう。

逆に言えば、言語をしっかり理解して、そこにもう少しの知恵を加えれば、スムーズに攻略できるということです。

マットな世界

まずグラフィックに関してはマットな雰囲気が特徴的となっています。

「マットな」とは光沢のないという意味で、時代設定が古代ですので、このグラフィックが世界と非常に合致しています。

  • 階段を上り切る前

次にカメラワークに関しては少し不便さのあるものとなっています。

キャラクターを中心にカメラが追従するタイプではなく、場所でカメラが決まっており、キャラクターが移動するとスライドするタイプのものでした。

しかしこのカメラワークによって、世界の奥行きをより感じたことも確かで、マットな世界をさらに楽しむことができるようになっています。

感想

Good
  • メモ機能
  • 言語を理解したときの満足感
  • 様々な世界
  • クリア後もプレイしたくなる
Bad
  • 視点の不便さ
  • アクション要素

メモ機能

自分が書いたメモの内容や解読した文字の意味が会話中に表示される。

文字に当たりを付ける際に、ゲームにメモ機能が搭載されているのは非常に便利でうれしかったです。

さらに会話をしている際に、自分がメモを付けた文字には、そのメモの内容が古代文字とともに表示されます。自分が予想した文字の意味が会話にあっているかどうかが確認しやすいです。

この機能を使わないと、「メモしてればよかった…」と思う場面が多々あると思うので、皆さんは積極的にメモしてくださいね。

言語を理解したときの満足感

ふわっとしか理解していなかった文字同士が、ある点をきっかけに結び付き合って、自分の中に落とし込まれる瞬間があります。

この瞬間の高揚感がこのゲームのおもしろいポイントです。

様々な世界

他とは異なる煌びやかな世界。

分断されている塔の各層では様相が異なります。

厳かな雰囲気の世界もあれば、煌びやかな雰囲気の世界もあります。

マットなグラフィックで描かれる様々な世界は、探索をより楽しいものにさせます。

クリア後も遊びたくなる

言語を解明しながら進めていくこのゲームですが、まだ言語を理解していない段階で出会ったキャラクターとの会話が一体どういう内容だったのか、気になりますよね。

そういった部分を後で見に行く楽しさが残されています。

視点の不便さ

カメラワークによって、分かりにくい場所が少しあったので残念でした。

キー入力で次のエリアへの入り口などインタラクトできる部分にヒントマークが表示される補助はありますが、毎度毎度使うのは面倒くさいですよね。

アクション要素

パズル要素以外にもアクション要素があります。あくまで演出の一つとしてアクションがあるのでメインではありません。

なので難易度がかなり低く設定されており、あまり印象に残らないものになっていました。

まとめ

以上が『Chants of Sennaar』のレビューです。いかがでしたでしょうか?

トレーラーを見た時から買いたいと思っていた期待の作品でしたが、すごく楽しめました。ボリュームも値段相応のちょうどいいサイズでしたし、とても満足です。

気になった方はぜひプレイしてみてください。

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